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フィリピンパブとKEE第四話「エピローグ」


前回の話のあらすじ】

フィリピンパブで働くジュンに恋に落ちた私ではあるが、突然彼女に別れを告げられてしまう。

そして彼女には家族がいることもわかってしまった。

彼女は店も辞めてしまう。

その後、隣駅のフィリピンパブでジュンとの偶然の再開を果たすが、彼女はお店のお客さん全員と関係を持っているそうだ。

失意の私は仕事に打ち込むことで失恋の影をなくそうと努めていくが・・・

【ストーカー】

ジュンとの隣駅でのフィリピンパブでの再会から一ヵ月が経った。

以来ジュンとは会っていない。

連絡も取っていない。

しかし彼女のラインはいまだに削除できずにいた。

自分の中にはまだ彼女に対する未練がある。

彼女に家族がいても、他の男性と肉体関係があったとしても、自分との関係だけは特別だった・・・・

そう思い続けてしまう現実を見れない哀れな男だ。

結局、彼女を忘れようとしても忘れられない。

そんな思いが続く中、ついに私は店を無断欠勤してしまった。

気付くと私の足は今のジュンが働いている隣駅のフィリピンパブへと向いていた。

その店の目の前にあるラーメン屋の隣で5時間も6時間も彼女が仕事を終えて出てくるのを待っていた。

待ち続けてかなりの時間がたった。

夜明け前の空気が重く感じられる。

ジュンがお店から出てきた。

私はジュンの顔を見るなり、彼女の方へ駆け寄ろうとした。

しかし、彼女はあのパパと一緒だった。

私は恋に破れた無様な男だ。

彼女が他の男性といる時に割って入ることなどできはしない。

呆然と立ち尽くす私とジュンの目が合った。

彼女は私からすぐに目をそらして何事もなかったかのようにパパとどこかへと消えていくのだった。

✔フィリピンパブ嬢を知りたい方々に

ジュンとの最後

その後も私の無断欠勤は続きついに店は解雇されてしまった。

彼女の事を忘れられる唯一の手段でもあった仕事がなくなってしまった。

自宅に引きこもり、いつもジュンのことを考えては妄想に浸っていた。

しかし彼女には連絡することができずにいた。

仕事も首となり、妄想の世界で彼女との逢瀬を楽しんで一週間が過ぎた。

ある日の夜、突然のジュンから電話が鳴った。

「今日は話があります。A公園へ行きましょう。」

彼女は淡々と用件だけを述べて電話を切った。

私の心は踊った。

彼女とやり直せるチャンスかもしれない。

そう思いながらその日の深夜にA公園へと向かった。

彼女は灰色のスエットを着て公園のベンチに座って待っていた。

深夜の公園には私たち以外は誰もいない。

世界が静寂につつまれていた。

私は彼女が座るベンチに腰を下ろした。

「話とは何だい。僕とやり直してくれるのかい?」私が切り出した直後、パチン!!ジュンが私のほほを打つ音が深夜の公園に響いた。

私はいきなりの事に驚き目を見開いた。

言葉が出なかった。なぜ彼女はいきなり私の頬を打つのか。

「もうワタシにしつこくしないで!!」

彼女は怒鳴った。

「ただ僕は君とやり直したくて・・・もう一度やり直せはしないのかい?」

彼女の怒声に対して僕はこう返した。

気付けば涙が頬を伝っている。

私は彼女とやり直したい。ただそれだけの一心でここまで来たのだ。

なのになぜそんなにも怒るのだろうか。不思議でならなかった。

「ワタシ、迷惑なの!?貴方がやっていることはストーカなの!!」

彼女は無情にも私の言葉に対してこう怒鳴って答えた。

そしてベンチの脇に置いてあった私が乗ってきた自転車を引き倒して蹴り、ブレーキ―やタイヤが曲がるまで蹴り続けた。

私は彼女の剣幕にただ茫然とその場に立っていることしかできなかった。

「アナタ、ここまでしないとわからないでしょ。しつこいから。」

「アナタは今病気なの。人の恋は一生じゃない。貴方は私と別れても死なない。」

彼女は無情にもこう云った。

「もう連絡しないでね。次は警察を呼びます。」

最後に彼女はそう言い残し去っていった。


終わりのその後

の先の無い恋はここで完全に終わった。

私は彼女の怒りに驚きながらも彼女の言葉の意味を理解しようと努めた。

恋の病とはよく言うが、まさに私は病気だったのかもしれない。

相手の気持ちを考えず、自分の会いたい欲求だけでしつこく相手に求めてしまっていた。

彼女の本質には目を背けて気持ちが離れてしまっているのにも関わらず、私だけが彼女を一方的に愛してしまっていた。

そして彼女の言葉通り私は別かれても死ななかった。

今もこうして生きている。

私は今彼女のお陰で何人かのフィリピン人とお付き合いして男としても成長したと思う。

彼女には感謝するべきだろう。

私の苦い恋の思い出とジュンの存在に心から感謝したい。

フィリピンパブとKEE第四話「エピローグ」(完)



✔フィリピンの食べ物に触れたい方々へ

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