第二章 なぜ60代、70代の日本人男性と18歳~23歳のフィリピーナは恋に落ちるのか
アンヘレスの街を歩いていると、日本ではなかなか見ることのできない光景があります。
60代、70代と思われる日本人男性。
そして18歳から23歳前後の若いフィリピーナ。
二人が手をつなぎながら歩いている。
レストランで食事をしている。
ショッピングモールで買い物をしている。
まるで普通の恋人同士のように見えます。
初めてアンヘレスを訪れた日本人の多くは驚きます。
なぜなら、日本であれば親子ほど年齢の離れた二人だからです。
日本では考えにくい年齢差
日本では40歳以上の年齢差がある恋愛は珍しい存在です。
周囲の目があります。
世間体があります。
家族の反対もあります。
そのため多くの日本人は、
「なぜ若い女性がそんな年上の男性を好きになるのか」
と疑問を持ちます。
実際、私も最初はそう思っていました。
しかしアンヘレスで何年も人間模様を見ていると、日本の価値観だけでは説明できないことが分かってきます。
フィリピンでは年齢よりも重要なものがある
もちろん若くてイケメンな男性は人気があります。
それは世界共通です。
しかしフィリピンでは恋愛や結婚を考える時、日本よりも現実的な要素が重視される傾向があります。
責任感があるか。
働いているか。
家族を大切にするか。
約束を守るか。
安定した生活ができるか。
そういった部分です。
そのため年齢そのものが絶対的なマイナスになるとは限りません。
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若いフィリピン人男性より日本人男性
実際に女性へ話を聞くと、
「同年代の男性は遊んでばかり」
「仕事を続けない」
「浮気が多い」
「お金を持ったらすぐ使う」
そんな話を聞くこともあります。
もちろん全員ではありません。
しかし比較対象として日本人男性を見ると、
真面目。
働き者。
約束を守る。
家族を大切にする。
そう映る場合があります。
特に60代、70代の日本人男性は人生経験もあり、若い女性から見ると安心感を与える存在になることもあります。
しかし現実は恋愛だけではない
ここで勘違いしてはいけないことがあります。
それは「愛があるか、金があるか」という単純な話ではないということです。
アンヘレスで見ていると、多くの場合はその両方が混ざっています。
女性には家族があります。
兄弟がいます。
両親がいます。
子どもがいる場合もあります。
生活費が必要です。
家賃が必要です。
学費が必要です。
だから恋愛感情だけで関係が続いているケースばかりではありません。
現実的な事情も確実に存在しています。
「愛してる」と「支援」はセットになりやすい
アンヘレスでは、
「愛してる」
「会いたい」
「結婚したい」
という言葉を比較的早い段階で聞くことがあります。
日本人男性は驚きます。
しかし現地ではそれほど珍しいことではありません。
そして関係が深くなるにつれて、
生活費。
家賃。
学費。
病院代。
家族への仕送り。
そういった話が出てくることもあります。
恋愛と生活が密接に結び付いているためです。
日本人から見ると違和感があるかもしれません。
しかし現地では珍しいことではありません。
本当に恋愛感情はあるのか
これは多くの日本人男性が考えることです。
答えは簡単ではありません。
実際に恋愛感情を持っている女性もいます。
優しいと思っている女性もいます。
一緒にいて楽しいと思っている女性もいます。
しかし同時に経済的な安心感も求めています。
つまり、
愛情100%
または
お金100%
という極端な関係は意外と少ないのです。
その中間が多いように感じます。
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お金がなくなった時に見える現実
アンヘレスで長く過ごしていると、よく聞く話があります。
事業に失敗した。
年金だけになった。
送金ができなくなった。
病気になった。
そんな時です。
今まで毎日来ていた連絡が減る。
会う回数が減る。
態度が変わる。
別の男性が現れる。
そういったケースは決して珍しくありません。
なぜ関係が終わるのか
日本人男性は、
「裏切られた」
と感じることがあります。
しかし女性側から見ると、
「生活できなくなった」
という現実的な問題の場合もあります。
恋愛だけで生きていけるわけではありません。
家族を養わなければならない女性もいます。
兄弟を学校へ通わせなければならない女性もいます。
だから支援がなくなると関係が変化することもあるのです。
それでも残る女性は存在する
もちろん全員がそうではありません。
病気になっても支える女性。
お金がなくなっても一緒にいる女性。
日本へ来て働きながら支える女性。
実際にそういう話もあります。
だから全てが嘘だと言うつもりはありません。
しかしアンヘレスで数多くのケースを見ていると、一つだけ言えることがあります。
本当に相手の気持ちを知りたいなら、お金がある時ではなく、お金がなくなった時を見るべきだということです。
私が見た年の差恋愛の現実
アンヘレスを歩いていると、
70歳の日本人男性と20歳のフィリピーナ。
65歳の日本人男性と22歳のフィリピーナ。
そんなカップルを数多く見かけます。
それを見て、
「全部お金目当てだ」
と言う人もいます。
逆に、
「本物の愛だ」
と言う人もいます。
しかし現実はそのどちらか一方ではないように思います。
愛情もある。
生活もある。
将来への不安もある。
期待もある。
打算もある。
だからこそアンヘレスの恋愛は複雑です。
そしてその複雑さこそが、この街の人間模様を面白くしているのかもしれません。
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