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茨城女子大学生殺人事件 容疑者はフィリピン人3名 13年後に解決




2004年1月31日、茨城大学の農学部2年生で21歳の原田実里(みさと)さんが美浦村舟子地内(ふなこちない)の清明川(せいめい)において遺体で発見された。彼女は大学のトライアスロン部のマネージャーをしながら、学生連合・総務副委員長に内定するなど、活発的な性格で、友人からも慕われていたという。そんな普通の大学生生活を送っていた彼女はなぜ殺されたのか?

事件当日

事件発覚の前日、2004年1月30日午後九時頃から同じ茨城大学に通う男子大学生(21)の彼氏と、茨城県稲敷郡阿見町のアパートにある自宅でお酒を飲んで過ごしていた。彼氏はそのまま寝入ってしまった。彼氏によると日付が変わり31日午前0時頃実里さんが外出したような気配がしたという。その後起きたときにテーブルにメモが置いてあることに気付き、そこには「友達に会いに出かける」ことと「朝には戻る」と書かれていた。実里さんは視力が0.1程度しかないのにもかかわらず、メガネやコンタクトレンズ、携帯電話や財布などを自宅に置いたまま外出していた。翌朝午前9時頃、彼は美浦村舟子地内の清明川で遺体が発見されるニュースを見た彼氏は朝になっても帰ってこない彼女を心配し午後3時頃警察に問い合わせた。その後、その遺体の身元が原田実里さんのものだと確認された。

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死因

司法解剖の結果、首を圧迫したことによる窒息死だと判明。首や肩に複数の切り傷、捜査関係者の取材で、胸にアイスピックのようなもので十数箇所刺されていることがわかりました。

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捜査

一番最初に、犯人だと疑われたのは直前まで一緒にいた彼氏の男子学生であった。原田さんが家を出るときにメガネや携帯電話を置いて出たという彼氏の証言が嘘ではないかと指摘された。そして、原田さんが外出前に喧嘩をしていたことも警察が犯人だと考えた理由だという。しかし、2004年2月4日に原田さんのものとみられる自転車が自宅アパートから2.5㎞離れた土浦市の空き地で鍵がついたまま、スタンドがたった状態で見つかった。事件当日自転車が発見された付近では、白いワンボックスカーに乗った複数の男が自転車を下ろすところが目撃されていた。そして、遺体の遺留物から複数のDNAが検出したことにより、彼氏の容疑が晴れ、この事件に複数の男が関与していることがわかった。警察は、被害者の交友関係に犯人がいるのではないかと捜査を続けましたが、手がかりは何も見つかりませんでした。

捜査に進展がないことに業を煮やした被害者の親族は、事件から3年後の2007年、犯人の逮捕に繋がる情報の提供者に対して自費で200万円を支払うことを公表しました。また、その翌年の2008年には、警察庁の「公的懸賞金制度・捜査特別報奨金報奨金制度」も適用されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(公的懸賞金制度とは)

容疑者の確保に繋がる情報を提供した人に最高で1000万円の懸賞金が支払われるものです。しかし、公的懸賞金制度には期限があり、茨城女子大学生殺人事件では期限内に有力な情報がなかったため、2014年この事件の懸賞金制度が終了した。

容疑者

事件発生から13年後の2017年、「この事件に関与したと話している人がいる」と情報が入った。その人は事件当時土浦市に住んでいたフィリピン国籍のランパノ・ジェリコ・モリという男だった。

https://www.sankei.com/

その男のDNAと遺体に付着していた微物のDNAが一致したため、逮捕された。その後関係者の話によって、共犯者の二人が判明した。全員被害者とは面識がなかった。共犯者は事件当時18歳と19歳の少年だった二人の逮捕状を取り、国際刑事警察機構を通じて国際手配をしている。しかし、2人は事件後に帰国しており、日本とフィリピンとの間には事件捜査の協力を要請できる「刑事共助協定・条約」(けいじきょうじょ)がなく、容疑者の身柄引き渡しに関する条約もないため、フィリピン政府に引き渡しを求めることができない為に立件の見通しが立たなかったが、2018年末、事件当時18歳であった少年が訪日を希望しているとの情報があり、茨城県警は外務省などを通じて本人の意思を確認し、2019年1月23日に捜査員を派遣し、1月24日に成田空港から入国後に逮捕された。事件当時19歳だった少年は現在も国際手配中。

ランパノ・ジェリコ・モリ

事件当時22歳だった。共犯者の母親の提案で2004年3月ごろ出国。2017年1月までの間に出入国を繰り返していた。逮捕当時35歳で、岐阜県瑞穂市に妻や娘、息子のほか、義父母ら7人で住んでいて、日本での永住権を持っていた。2010年ごろに引っ越してきて、自動車関連の工場で働いていたという。近所では「子煩悩」と評判だった。同じアパートの隣人は、逮捕の一報を受けて、「家族仲がよく、子供と楽しく暮らしていた。信じられない」と驚いていたという。逮捕される可能性がありながら、日本で生活していた理由について「日本の方がお金を稼げるから」と語った。

ランパノ・ジェリコ・モリ被告の判決

2018年7月17日水戸地裁で初公判が行われた。「事件当時は若く、先のことを考えることができなかった」とランパノ被告は述べた。事件後平成17年に子供が生まれたことがきっかけに「娘が生まれて事件のことを思い出し後悔するようになった」と語り「被害者や遺族に申し訳ない。子供を持って遺族の苦しみが分かるようになった」と反省していた。だが、事件の詳細について尋ねられても、「覚えていない」と話す場面が目立ち、裁判官に「しっかり思い出して話すように」と注意されることもあった。起訴状によると、ランパノ被告は2004年1月31日午前0時から同6時半ごろまでの間、フィリピン国籍の男2人と共謀し、茨城県阿見町の路上で、女子学生を車に連れ込んで暴行。さらに、清明川の河口付近で首を絞め刃物で複数回切るなどして殺害したとしている。同年7月18日の被告人質問では、事件直前に3人で酒を飲んでいた際、共犯の1人が暴行を提案したことが犯行のきっかけだったとして、ランパノ被告は「仲間に誘われて事件を起こした」と述べた。その後、自転車に乗っていた女子学生を発見したランパノ被告らは、乗っていた車で自転車の進路を妨害し、女子学生を車内に連れ込んだ。殺害の理由を「警察などに話されたら困るから」と語り、暴行を決めた段階で殺害まで計画していたことを明かした。ランパノ被告は凶器のカッターナイフを共犯の2人に渡したほか、暴行後に遺体を川に捨てることを提案しており、検察側は「主体的に動いた」と指摘。事件後は「誰にも話さないように」と共犯の2人に口止めしていたという。公判では、3人が2007年に共犯者の母親に犯行を告白したことも明らかになった。「捕まらないように」と、共犯者の母親の提案で3人は同年3月ごろ出国。ランパノ被告は2017年1月までの間に出入国を繰り返し、国際手配された共犯の2人は2009年以降再入国しておらず、当時は立件の見通しは立たなかった。

7月19日の論告求刑公判で検察側に無期懲役を求刑され、2019年1月16日に無期懲役が確定した。

 

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当時18歳の少年

2021年1月18日、35歳になった少年の初公判が水戸地裁で行われた。検察側は「3人がかりで1人を襲っており犯行態様は悪質。尊厳を踏みにじった上、命も奪った」と非難した。弁護側は「被告は共犯者の中では最も若く、従属的な立場だった」などと主張し、量刑の軽減を求めた。しかし、同年2月3日、裁判長は「無差別な通り魔的犯行で、被害者の生命や性的自由を軽視していたことは明らか」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡した。

総評

2004年に発生した茨城大女子学生殺人事件は、13年もの時を経て、DNA鑑定によりフィリピン人の犯人が逮捕されています。犯行は3人で行われましたが、犯人のうちの1人はまだ捕まっていません。また、この犯人たちは同時期に茨城県内で起こった他の殺人事件への関与も疑われているとのこと。逃亡している犯人の逮捕と余罪の有無の解明が待たれます。

この事件は間が指して起きたとか未成年だからと、片付けられない。未来ある女の子の人生を終わらしておいて、普通に生きてられるとはとても考え難い。罪の意識や常識が、欠如していると思う。人としてのモラルや理性があるならば、酒を飲んでいてもこんな事件は起こさないだろう。極刑をもって償うのが妥当だと思う。

現在のマニラの犯罪発生率について

マニラは観光やビジネスの拠点として多くの人々が訪れる都市ですが、安全性については注意が必要です。特に、観光地や商業地区、公共交通機関、路上での強盗、窃盗、置き引き、暴力事件、テロリスト行為などが発生するリスクがあります。

そのため、マニラを訪れる際には、以下のような注意点を守ることが重要です。

・観光地や商業地区、公共交通機関、路上での貴重品の盗難に注意し、できるだけ少ない荷物や貴重品を持ち歩くようにする。

・路上での歩行や自転車利用には注意し、夜間にはできるだけ交通量の多い道路や明るい場所を選ぶようにする。

・タクシーやトライシクルの利用には、信頼できる運転手や会社を選び、事前に料金交渉を行うようにする。

・治安の悪い地域や危険な場所には近づかないようにする。

・外出時にはできるだけ目立たない服装や装備で出かけるようにする。

以上の事に注意しての旅行をおススメします。

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